お待たせいたしました!回答です。
自信をもって回答できた問題はいくつありましたか?
(ブログ担当者だけでは心許無いので、回答は講師に確認いたしました。笑)
正解:お名前をお教えいただけますでしょうか。
「お名前」は「お(ご)」という丁寧表現を既につけてあるので、「様」をつけません。
また、「お名前」は頂戴できるものではないので、「お名前を頂戴」、「お名前をいただく」という言葉遣いは
正しくありません。「お電話番号」「ご住所」などであっても同様です。
もともと、「お名前をお教えいただく」の「お教え」の部分が省略されてしまい「お名前を頂戴する」「お名前をいただく」という誤った表現になったといわれています。
正解:少々お待ちいただきますが、よろしいでしょうか。
「かたち」もいわゆる「ファミコン言葉」の一つであり、あいまいな表現ともいわれ正しくありません。
無駄で冗長な表現である「かたち」は、必要ない表現なので使わないようにしましょう。
正解:3,000円お預かりいたします。
「○○円から・・・」という表現は、よく耳にしますが、誤用です。
「○○円から」という表現に違和感を覚える人も多く、意味のない不要な助詞ですので使わないようにしましょう。
正解:お見積りを作成します。
「○○のほう」はファミコン言葉の代表格です。
まず、「のほう」は本来、「こちらよりもあちらのほうがお似合いです」
のように比較級の意味、また、「北のほうへ向かいます」
「魚の頭のほうから食べる」などのように方角や場所を示すときなどに使用します。
「お会計のほうはお済でしょうか」や「ご注文のほうはよろしいでしょうか」などは、耳にすることが多い言葉遣いですが、使わないように気をつけましょう。
正解:以上でよろしいでしょうか。
「○○でよろしかったでしょうか?」もファミコン言葉の代表格です。
「よろしかったでしょうか」も誤用であり、ぼかし言葉といえます。
「よろしいでしょうか」を「よろしかったでしょうか」と、現在進行中であることを過去形で伝えると、相手の言ったことを疑うような印象を与える表現といわれています。
いくつ正解できましたか?
日常でも使用されている言葉が多く、間違っていると認識していた人も少ないのではないでしょうか?
周囲の会話をよーく聞いて、チェックしてみてください。
意外と使用されていて、驚きますよ。
(かくいう自分自身も、ついつい使用していることも多く、反省と鍛錬の日々です・・・)
ノビテクでは、こういった言葉遣いなどが習得できる、「顧客対応力研修」を実施しています。
受講後には、もちろん自分の接客スキルが上達するのですが、それと同時に、周囲の言葉遣いも気になるようになってしまいます。
一種の職業病ですね。(笑)
ご興味があれば、お問い合わせくださいませ。
(この内容は、2009.07.16に公開された内容を再掲しました。)