リモートワークやテレワーク、オンラインワーク、非同期、と様々な呼び方をされている、現代の遠隔地でのワークスタイル。在宅勤務やカフェ、ホテル、駅ナカオフィス、貸し会議室、今までの職場からそれぞれが離れて業務に勤しむ日々です。
もうzoomには慣れましたでしょうか?teamsですか?google meetでしょうか?Webex?skype?chatworkに、LINE WORKS、Facebookメッセンジャー、slack?もうAroundを導入されていらっしゃいますか?
指折り数えては両手では足りないくらい、たくさんの便利なツールが世にでて、モバイルワーク戦国時代ですね。やっぱり通勤して職場で仕事をするのが一番楽だった、という声も耳目にします。
デスクから顔を上げれば、同僚や上司、部下が目の前にいて、声をかければ、すぐにレスポンスが得られるのは、今思えば快適でしたし、雑談もはかどりました。
それって、「今までの仕事の仕方」の間に「ツールが挟まっている」もどかしさではないでしょうか?
デジタルはアナログに比べて情報量が格段に減ります。どんなに高解像度の写真でも、よくよく見ればドットの集合体、匂いもありません。音は人間の耳に聞こえる領域に特化して圧縮していますし、動画が8Kとなっても、やはり肉眼で目の前で見える範囲は狭いです。
テレカン(テレカンファレンス)が特に顕著で、背景はぼかされるか、仮想背景。顔が暗い、近づきすぎて顔しか見えない。音が大きすぎる、小さすぎる、遅延してる。画面共有の時は見ている人の顔が見えない、発言している時は、みんなミュートなので反応や息づかいがわからないため、不安になる。
以前だったら、無意識に感じ取れていた情報が、ごっそり削ぎ落とされています。
PC(スマホやタブレットの方もいらっしゃるでしょう)では、その四角形から職場やメンバーの情報を読み取らなければなりません。
「いや、全然読み取らないよ、むしろ今のほうが余計な情報がなくていいよ」
そういう方もいらっしゃると思います。
リアルのほうが捗るタイプの方と、テレワークになってからのほうが捗る方に違いは、「自分の意思で、情報のコントロールが可能」だったかどうかの違いではないかと推測しています。
常に周囲にアンテナを貼り、職場の機敏を読み取ることに長けている方は、テレワークはものすご〜く、つらいでしょう。段ボールを被って仕事をしているようなものです。
朝出勤して、デスクについたら段ボールを被る。上司に呼び出されたら、段ボールのまま上司のデスクに行って、指示を受ける。でも、段ボールだから、ちょっと聞きづらいし、外を見るための窓が小さいので、上司の真意がわかりづらい。一方上司も、段ボール被った部下なので、様子がわからない。
これが、今のテレワークなんだろうと。
音も映像もあるのに、なんでこんなに情報がないのか?
ある調査によれば、テレカンにストレスを感じている方が多く、その理由は顔を晒すことだそうです。常にオンラインに繋がってカメラに顔を晒し続けるのが、負担なんです。そして、もう一方で、話している内容を受け取るために、神経を使っているとのこと。目線を合わせて話を聞くことに慣れていると、テレカンって目があう感覚がないんですよね。画面に対して、カメラは上部にありますから、人の顔を見ながら話せば当然、目線は下がります。聞いている人も画面を見ているので、目が会う感覚はありません。
これが一番大きな理由ではないでしょうか。
アイコンタクトを得るために各従業員へシステム導入するのは、結構なイノベーションというかコストがかかります。しかもアイコンタクトだけが「もどかしさ」を払拭できる原因でもなかったりします。
そこで、アイコンタクトに頼らずに、むしろそれは叶わないものだと考えた上で、他の要素で「もどかしさ」を解消できないか、と考えました。
これを、関係者全員が考える必要があります。
✖️「無駄な情報を出さない」はあまり良い考えではありません。そもそも情報が少ないのですから。
✖️「関係者にメンションしまくる」メールのCC地獄と同じ末路です。
◯「適切な人に適切なタイミングで適切な方法で伝える」これがまず基本になります。
適切な人って誰?
適切なタイミングっていつ?
適切な方法って何?
この疑問を、ひとつひとつ課題化して、どうしたら、それが関係者全員の理解につながるかを、考えていくことが重要です。その課題を解決できる方法が、人材育成の施策にあるのでは?とお考えの方は、是非、一度ご相談ください。
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