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Withコロナの行動計画ワークショップを社内で実施しました

目次

 

2020/7/20、ノビテク社内で、パーソル総合研究所×慶應義塾大学 前野隆司研究室の研究プロジェクト「幸福学プロジェクト ※外部サイトが開きます」に掲載されている「はたらく⼈の幸せ診断 ※幸福学プロジェクトサイトのpdfへのリンクが開きます」を使ったワークショップを行いました。

これは、COVID19-感染防止対策の状況によりリモートワークが本格化し、これまでとは異なるはたらき方によって従業員の不安が、業務に影響を与えているのでは?という仮説からスタートした企画です。

今回のワークショップを行うことで、一人ひとりが日頃意識していない「はたらく環境」を見つめ、考える機会を作ることが目的です。

ワークショップ(以下WS)の概要

仮説
withコロナの状況に置いて、一人ひとりがどこまで何をするのかが見えにくくなっており、かつ漠然とした不安の中で働いているのではないか。

WSで目指すこと(テーマ)
ノビテクが年内中に成し遂げなければならないことと、そのために一人ひとりが行うことを全員で共有することで、2020年下期を走り抜けるためのモチベーションを醸成する。

WSで行うこと
ノビテクが年内中に成し遂げなければならないことを明確化し、全員で共有する そのために一人ひとりが行うことを全員で共有する。
1回2時間×2回で行う。

ワーク1 「ノビテクの職場は幸せ(well-being)ですか?」

ワークでは「はたらく⼈の幸せ診断 ※幸福学プロジェクトサイトのpdfへのリンクが開きます」のそれぞれの項目についてどう考えているか、4つのチームに分け、それぞれチーム毎に評価をしてもらいました。

ワークシート・評価結果 ワーク 「ノビテクの職場は幸せ(well-being)ですか?」①

「A,B,C,D」は、チーム名です。右端の「計」は4チームの評価の平均値です。 チーム毎に評価の仕方が異り、次のいずれかで評価していました。

・チーム全体で項目1つ1つを評価する
・個人で評価後にチーム内で平均値を出す

チームでの評価は前向きな発言をする傾向があるため数値が高くなり、個人での評価は謙遜する傾向があるため数値が低くなりがちです。その傾向を考慮したとしても、全体的に「幸せ因子を発揮している(評価の平均数値”5”以上)」という結果が出ました。

特に「役割認識」「自己裁量」の数値が高いということは、責任感を持って仕事をしているということであり、かつ「他者貢献」の数値が高いことから、リモートワーク下でも仲間を意識して活動していることがうかがえました。

一方で、数値が低い、成長改善の余地があったのが、値の低い順に「他者承認」「チームワーク」「リフレッシュ」「自己成長」でした。
「他者承認」と「チームワーク」は、職場で顔を付き合わせていた時には自然と行われていたことですが、リモートワーク下では意識して行動をする必要がありそうです。

興味深いのは、「自己裁量」が高いとした2チームは「リフレッシュ」が低く、「自己裁量」が他チームより低いチームは「リフレッシュ」が高いことです。リモートワークのひとつの課題として挙げられている「いつまでも働いてしまう」ことは、この「自己裁量」が影響しているかもしれません。

「自己裁量」には責任が付き、その責任を全うするために休みなく働き続けてしまう…、そんなシーンが想像できますが、みなさまの在宅勤務・リモートワークではいかがでしょうか?

ワーク2 「幸せ因子を促進するために行うこと」

ワーク2では、チーム毎に出してもらった評価を参考にして、幸せ因子を促進するために今後どのような行動を起こすか、という個人目標を設定しました。

ワークシート ワーク 「ノビテクの職場は幸せ(well-being)ですか?」②

時間が短かったので、一部となりましたが、各々の今後の行動を言葉にしていきました。

例えば「チームワーク」
・日々の活動をチャットグループで投稿する。
・来月までに社内依頼を調整し、早めに依頼できるようにする。
・業務改善などの意見を出し合う。
・定期的なチームを超えたミーティングの必要有無・方法を確認。
・必要に応じたミーティング開催。
・社員以外にも講師やパートナーとのチームワークを醸成する。

例えば「他者貢献」
・自分から情報発信をする。
・今月中にチャットの書き込みにはすべて何らかの反応をする。
・仕事で関係している人に、こまめな声がけと感謝を伝える。
・具体的な役割期待および評価について何を求めているか確認。
・チャットの情報や、個人の行動をキャッチして、承認していくようにする。
・褒めて欲しいことチャネルを立ち上げる。

ワークショップを通じての変化

実施前と実施後の変化として「いま、わたしたちに必要な行動とは何か?」への意識が高まり、具体的な行動として表れ始めました。

“あ・うんであったり、暗黙知であったり、日頃あまり言語化しない「なぜそれをするのか?」といった意見が出て、それが個人の業務、ひいては企業活動のエンジンを再起動させる場になったと感じます。

また「はたらくこと」と「幸せ」の関連についての関心も寄せられています。

今後、「幸せなはたらき方」について、ノビテクでも研修や講演会を通じて、みなさまにお伝えできる機会があれば、と願っております。

幸福学プロジェクト

本プロジェクトでは、「幸福学(幸福経営学)」を提唱されている慶應義塾大学の前野隆司教授とパーソル総合研究所の共同研究として、国内の就業者(20代~60代)に対して質的調査と大規模なアンケート調査を実施し、「はたらく人の幸せ」に着目した新たな経営指標を開発しました。また、大規模調査から見えてきた「はたらく人の幸せ」の実態や経営への効果、マネジメント介入への実践的な観点について提案してます。

引用元:これからの幸せなはたらき方を探求する はたらく人の幸福学プロジェクト – パーソル総合研究所

参考 カリキュラム

学習項目 学習形式 学習のポイント ※ 「●」講義、「○」演習
1.オリエンテーション
(15分)
●講義
○演習
●WSの概要と進め方の説明
○グランドルール作成
2.ワークショップ
(45分)
○演習 ○ワークショップ
「ノビテクの職場は幸せ(well-being)ですか?」
①ワークの進め方の説明(10分)
②[GW]現在のノビテクの職場について、「はたらく人の幸せ因子7個」の点数をつけてその理由も考える(20分)
③②の結果について全員で共有(15分)
休憩(10分)
2.ワークショップ(続き)
(35分)
○演習 ○ワークショップ(続き)
④[GW]「幸せ因子」を促進するために行うことを、一つの因子について1つ、考える(いつまでに、どんな場面で、誰が・誰と、何を、どのように)(20分)
⑤④の結果について全員で共有(15分)
3.まとめ
(15分)
●講義
○演習
○感想の共有
●次回への宿題
①「幸せ因子」を促進する行動をする
②「ノビテクが年内に成し遂げることは何か」を考える
(次回のWSで、すぐにこの議論に入れるようにする)
投稿by 株式会社ノビテク編集部
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